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ティードマンの意思決定プロセスで悩みがちな性格とオサラバ!

「今度の休みは、家でゆっくりしてようか、それとも、どこかに出かけようか」「今度のプレゼンはA案にしようか、B案にしようか」。人生は、小さな選択肢の繰り返し。悩まずスパッと決められる性格ならばいいけど、優柔不断な人にとっては、人生の大きな決断の場合立ち止まってしまうことも…。

●意思決定のプロセスは、フォーマット化している

そんな人にとってヒントとなりそうなのが、ティードマンが唱えた意思決定モデル。人が意思決定するプロセスには、「他社との区別」と「社会への適応」、2つの要素があり、意思決定のプロセスは、以下のように分かれていると述べている。

まず、意思決定の第一段階は「予期」だ。

プロセスその1:予期
・探索 …たくさんの選択肢を探し集める
・結晶化…集めた選択肢のなかから目標を見定める
・選択 …自分の目標に合わせた選択肢を選ぶ
・明確化…残す選択肢を具体化・明確化する

続き、迎えるのが「実行」だが、細かく3つに分けることができる。

プロセスその2:実行
・導入 …目標のために行動を起こす
・変革 …行動によって新しい知識や解決策を身に着ける
・統合 …目標を実現する

例えば、今の仕事をもっと効率化できないかと思い立ったA君が、他社の事例などをたくさん探してみるのが「選択」。集めた事例のなかから、自社でも実現可能そうな方向性を見つける「結晶化」、そして、その中から方法を選ぶ「選択」。そして、選択肢をどのように実行するのか具体的な方法を「明確化」する。

そして、実際に選択肢を行動に起こしたら「導入」、それによって新たに得ることができた発見や気づき、ノウハウを獲得することが「変革」だ。これによって、当初の目的を無事解消できれば「統合」となる。

注意したいのは、導入と当初の目的を混同しないこと。導入はあくまでも手段。やってみた結果、目的が解消できなければ、再び「探索」へ移らなければならない。

実際文字にしてみると、とても当たり前のことだが、日々脳の中ではこの思考プロセスが無意識に、しかも高速に動いているということ。悩み立ち止まってしまう場合は、どこかのプロセスに問題が発生している可能性がある。落ち着いて、プロセス別に思考を整理すると、問題解決の近道につながるだろう。
(文・鈴木大介/考務店)


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