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組織に急増中? 現代型ぶら下がり腐敗社員に注意

いつの時代も仕事をしない「窓際社員」や「ぶら下がり社員」は存在するが、昨今のそれは少々タチが悪いらしい。窓際で大人しくしてくれればまだいいのだが、なかにはおかしな言動や行動で若手社員のやる気を削ぐ、困ったタイプも存在するという。

「出社から退社までずっとネットサーフィンをしている先輩。他人の仕事の成果を横取りする同僚。こういった仕事をしないのに高給を得たり、人の業績にタダ乗りする『フリーライダー社員』が増えています。これまで窓際社員というと50代以降のおじさんというイメージでしたが、最近は30代、40代以降にも、こうしたタイプは存在しますね」

こう語るのは『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』の著者(共著)・河合太介さん。これらの「フリーライダー」は、主に4つのタイプに分類できるという。

周囲にいたら注意したいフリーライダー4タイプ

「まず、給料分の働きをしない『ラクチン型』。頑張らなくてもそれなりの待遇を得られるため、会社への貢献意欲が低く、とにかく楽をしようとします。次に『過剰自己愛型』。このタイプは自己評価が高すぎるあまり、他者からの意見や指摘を受け入れません。「自分はできる」と思い込んでいるため、他者からの評価が低いと食ってかかり、上司や先輩からは腫物扱いされています」

特に注意すべきは「過剰自己愛型」。周囲を仲間に引き込もうとする性質があるため、下手に近づくと自分まで同類とみられ、上司の心証を下げてしまうという。波風を立てない程度に、適度な距離感でつきあうことが重要だ。

「さらに困るのが『アレオレ詐欺型』と『暗黒フォース型』です。前者は他人の業績を横取りしたり、チームの成果を自分ひとりでやったかのようにアピールするタイプ。後者は上司に多く、ネガティブなオーラと粗さがしで社員の頑張りを無力化してしまいます。たとえば、部下が新しい企画を持ってきても自分に負荷がかかることを嫌って難癖をつけ、その意気込みを潰してしまいます」

「アレオレ詐欺型」は本来自分が受けるべき評価を奪われるという実害があり、「暗黒フォース型」は、精神的に追い込まれるという点でやっかいだ。これらのタイプにはどのように対処すべきなのか?

「アレオレは根回しの達人。気づかないうちに他人の仕事を自分がやったかのように装い、評価を固めてしまいます。そうなる前に、日ごろから上司などに報・連・相を徹底し、その仕事のなかで自分が担っている役割をしっかり上にアピールしておく必要があるでしょう。暗黒フォース型の上司に対しては、我慢しすぎると最終的にうつ状態に追い詰められてしまうことも。つらいと思ったらため込まず、さらに上の上司などに相談するなど、自分を守る行動が必要です」

こうしたタダ乗り社員がそばにいると、いつしか自分まで腐ってしまう可能性がある。感化されないよう、自分を律する必要がありそうだ。
(文・榎並紀行/やじろべえ)


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