第一印象を良くしたいなら服よりも声だった!?

第一印象を良くしたいなら服よりも声だった!?

最近は、ネイルサロンに通って爪のメンテナンスをしたり、歯のホワイトニングをしたり、見た目に気を遣うビジネスマンも増えています。しかし、第一印象って本当に見た目だけ? 初対面の人と会った際、例えば気になるのは声。「低い声のほうが甲高い声より説得力があるように感じる」し、「ぼそぼそ声よりも、ハッキリ話すほうが頼もしい」。声や話し方って、外見同様、重要なんじゃ…。これらを簡単に改善できる方法を、ビジネスパーソンの声の改善に特化したボイストレーニングスクール・ビジヴォで代表を務める、秋竹朋子さんに教えてもらったところ、やはり昨今そうした悩みを抱える人が増加しているそう。

声が注目されるようになった理由は?

「おそらく、声が注目されはじめたのは、オバマ大統領やスティーブ・ジョブズがきっかけだと思います。彼らはスピーチやプレゼンで、人を引き付ける力がありますよね。彼らの講演が話題になり始めたあたりから、ボイストレーニングの依頼も増えた気がします」(秋竹さん、以下同)

声や話し方は、幼いころから自然と身についてきたもの。これから変えようと思って、すぐに変えることができるのでしょうか?

「言葉を発する時に使う『声帯』は、筋肉と一緒。使わなくなれば使わなくなるほど、衰えていきます。一人暮らしや事務仕事が多い人は、とくに要注意。反対に、話す機会が多い人は、意識さえすればトレーニングになる時間が長くなるので、変えやすいんですよ」

とはいえ、あまり専門的なことを言われてもピンと来ない…というのが本音。何か今すぐ実践できることがあれば教えてください。

「何か話そうとする時、一息で終わらせてしまう人は多いですよね。早口すぎるのは、あまりいい印象を与えません。意識的に、単語の頭で息を強めに吐いてみてください。目安としては、2~6音の単語の頭くらいで強めに吐きます。初めはぎこちないかもしれませんが、続けていくうちに自然にできるようになるはずです。これだけでも、断然耳に入りやすくなります」

電話応対で使えるテクニック!

第一印象というのは、直接会った時だけではないと秋竹さん。電話応対の話し方ひとつでも、印象の良し悪しは変わります。明るく元気に対応しようと思っていても、疲れていたり、気分が落ち込んでいたりする時は、そううまくいきませんが、何かいい方法はないものでしょうか?

「口角をあげるだけで、声のトーンが1~1.5音ほど高くなるんです。電話応対のいいところは、相手に表情がバレないところです。どうしても気分が乗らない時には、少しだけでも口角をあげると、少なくとも悪い印象は与えません。実は、このテクニックは、直接誰かに会う時にも使えます。口角をあげると自然と笑顔になるので、一石二鳥ですよ」

なかには滑舌の悪さから、そもそも話すことが苦手という人もいますが、秋竹さんは、「滑舌が悪くなるのは、舌の筋肉が固くなることが原因。歯のかみ合わせが悪かったり、年齢を重ねたりするのも、滑舌が悪くなる原因のひとつです」といいます。「あっかんべぇ」を繰り返す。思い切り舌を出し、下方向に伸ばす。舌を戻して、再び舌を出すなどを繰り返し行ううちに、舌周囲の筋肉をほぐす効果が期待できるそう。

難しい専門知識がなくても、ちょっとの工夫で声による印象は大きく変えられます。これまで意識しなかった部分を改善すれば、きっとビジネスの新たな武器になるはずですよ。
(明日陽樹/考務店)


第一印象を良くしたいなら服よりも声だった!?
●今回お話を伺った人

(株)エデュビジョン ビジネスボイストレーニングスクール「ビジヴォ」
代表 秋竹朋子氏

東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。聖徳大学大学院 音楽研究科卒業。国際コンクールなどの受賞歴多数。ビジヴォの代表として「声」「話し方」に問題を抱えるビジネスパーソンの指導を行う。
音楽家ならではの聴力と技術を駆使した、日本初「超絶対音感」によるボイストレーニングが話題になる。東京を拠点にスクール運営、全国各地への企業研修、これまで3万人以上250社のレッスンを実施。
著書 「話し方に自信がもてる「1分間声トレ」(ダイヤモンド社)
ビジネスボイストレーニングスクール
ビジネスボイストレーニング ビジヴォ公式ホームページ



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